地域理解

  • 生:LG2e209
  • 食:FG2e209
  • 幼:CG2E109
担当教員 入学年度
庄司 清彦 他 2025年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
共通教養/講義/2単位 全学科/2年/後期/開放
担当教員 庄司 清彦 他
入学年度 2025年度
授業形態・単位等 共通教養/講義/2単位
学科・学年・開講時期等 全学科/2年/後期/開放

授業の概要(目的と目標)

この科目は、共通教養科目の「地域で生きる」系列の科目である。地域に生き、地域に貢献できる人材の育成を教育理念の一つとする本学からの卒業を間近に控えた2年次後期の科目として、入学以来の地域に関する学修に加えて、それらで取り上げきれなかった事柄を中心に学ぶ。この科目の学修を通して、釧路市をはじめとする釧路地域を、より多面的に、より深く理解し、地域に創造的に関わる意思を持てるようになることを目的として展開する。

学生の到達目標

1.釧路地域の経済・社会の現状を知り、自分の見解を持てる。
2.釧路地域の経済・社会の成り立ち(歴史)を知り、現状の意味を理解できる。
3.釧路地域の生活や文化の歴史と特徴を理解し、その意義を説明できる。
4.地域の町村の産業の特徴や地域の作り方について広く知り、説明できる。
5.地域に生き、働き、貢献する意思を持てる。

学位授与の方針(DP)との関連 生:1 2 食:3 幼:3

授業計画

1.オリエンテーション-科目の目的・内容、評価方法他/地域を理解する意義
2.釧路の地域社会の現状と課題:人口動向
3.釧路の地域社会の現状と課題:地域経済
4.釧路の歴史1:江戸時代までの釧路
5.釧路の歴史2:明治・大正の釧路1
6.釧路の歴史2:明治・大正の釧路2
7.釧路の歴史3:昭和期の釧路1(昭和初期)
8.釧路の歴史3:昭和期の釧路2(戦前)
9.釧路の歴史3:昭和期の釧路3(戦争の時代)
10.釧路の歴史3:昭和期の釧路4(戦後)
11.釧路の歴史3:平成-令和の釧路
12.釧路地域の町村
13.釧路地域の暮らし
14.釧路の文化・芸術
15.地域を理解すること(まとめとAL)

事前・事後学習

できる限り資料を事前配布するが、日頃から地域に関心を持ち、普段の行動や新聞などのマスコミ、他者との会話などから地域に関する情報をチェックすること、そして疑問を持ち、担当教員などに質問することなどが重要な事前・事後学修となる。地域で生きる意思を持って生活することが重要。

評価の方法・観点

第1レポート(地域課題と解決策,40点)
第2レポート(歴史から得る教訓,30点)
第3レポート(生活・文化・芸術作品,30点)
評価の観点
①提出方法と形式
google classroom から所定の様式(Microsoft Word形式)を入手(ダウンロード)
ファイル名を書き換え,google classroomから提出・登録(アップロード)
ファイル名は以下の形式
学籍番号+氏名+「タイトル」
例)s223000庄司清彦「体験学習 浜中町の防災」
②レポートの内容
加点要素
内容(論点)が明確
具体性がある
経験に基づいている
事例が盛り込まれている
様々な参考資料を参照したことがわかる(引用が適切である)
減点要素
誤字や脱字が多い
具体性がなく抽象的
主語と述語が合っていない
課題と関係の無いことが多く記述されている
資料を参照していない
③記述形式
段落の書き始めが1字下げ
句点,読点,かっこ,かぎ括弧の使い方が正確
一文の長さが適切
敬体・口語体(省略表現や略語)の使用不可
引用方法が適切(かぎ括弧と出典の明示)
③記述形式 引用方法1 著者,タイトル,日付,ページ
1)直接引用
例:松岡は,著書『多読術』で編集工学を説明する際に,「書く行為と読む行為は両者ともコミュニケーションの1つである」と述べている。(松岡正剛:『多読術』,ちくまプリマ―新書,2009,p.205)
例:「AIやIoTやデータが実像を伴うのはこれからで,消費者の自己責任に委ねるのはまだ早い」と中村は指摘している。(中村伊知哉:“消費者のデジタル化への対応はいかに?”,Yahoo! ニュース,2020/08/01)
③記述形式 引用方法2
2)ブロック引用
例:E.W.サイードは,『オリエンタリズム』において,我々は異文化をいかにして表象することができるのか。異文化とは何なのか。ひとつのはっき
りした文化(人種,宗教,文明)という概念は有益なものであるのかどうか。といった疑問を投げかける。
(E.W.サイード:『オリエンタリズム 下巻』,平凡社ライブラリー,1993,p.281.)
一定の「形式」は重視
→なぜか?
この国の社会・企業間取引・ビジネスシーンで当たり前のルールとなっているから
社会に,職場に出た時に必要になるから
この授業の目的の1つが「社会人基礎力」の養成だから

 

教科書 とくに用いない。必要な資料は配付する。
参考書 必要に応じて、授業時に紹介する。
試験結果のフィードバック 採点済みのレポートにコメントをつけて返却する予定(授業時間内または時間外)
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 最終回で「地域を理解すること」をテーマに、受講者「会議」で全体討論を行い、授業の意義について整理する予定
双方向型授業の開講 機器を用いる双方向型授業は予定していない