- 生:LS1e107
担当教員 | 入学年度 |
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杉本 龍紀(スギモト タツノリ) | 2025年度 |
授業形態・単位等 | 学科・学年・開講時期等 |
専門教育/講義/2単位 | 生活科学専攻/1年/後期/開放 |
担当教員 | 杉本 龍紀(スギモト タツノリ) |
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入学年度 | 2025年度 |
授業形態・単位等 | 専門教育/講義/2単位 |
学科・学年・開講時期等 | 生活科学専攻/1年/後期/開放 |
授業の概要(目的と目標)
地元出身者は地域のことを「知っている」と思いがちである。そのために地域を「知ろうとしない」「関心がない」傾向がある。本学の学生の多くは釧路地域を地元ととする出身者で、多くが地元企業・団体等での就職を希望するが、地域の経済や産業の姿、特徴などに関する深い知見を有する人はけっして多くはない。釧路地域出身だからこそ、また釧路に住み、学ぶからこそ、釧路地域のことに関心を持ってほしい。本学は教育理念の一つとして「地域社会の文化の向上と福祉への貢献」を掲げ、「地域を知り、地域を愛し、地域と関わることのできる規律ある人格」の養成を生活科学科生活科学専攻の教育目標の一つしている。これらを踏まえて、この科目では釧路の地域経済に焦点を当て、以下を目的に展開する。
・他地域との比較を通じて、釧路地域の産業構造の特質を理解する。
・釧路地域の各産業の特徴と問題点を知る。
・地域資源と地域産業の関わりと今後の展望を考える力をつける。
・地域経済全体の課題と改善に向けた自分の意見をもつ。
学生の到達目標
1.釧路地域の産業構造の特徴を列挙し総合的に説明できる。
2.各産業の現状を説明できる。
3.各産業の課題を考察できる。
4.産業構造と特質という観点から、釧路の地域経済を説明できる。
5.釧路の地域経済の課題と今後の展望について、自らの見解を表明できる。
学位授与の方針(DP)との関連 生:1 2 3
授業計画
1.オリエンテーション
概要、到達目標・授業計画・評価他、地域産業・企業に関する知識チェック
2-3.地域体験学習
4.釧路市の人口変動と地域の課題
5.全国における北海道経済の位置
6.釧路の産業構造:概要と釧路経済の課題
7.釧路の産業構造:その特質
8.釧路の第1次産業
9.釧路の第2次産業:概要、鉱業
10.釧路の第2次産業:製造業概要、製紙業
11.釧路の第2次産業:食料品製造業
12.釧路の第2次産業:建設業、第3次産業:概要
13.釧路の第3次産業:小売業、消費を通じた所得の流出
14.産業としての観光:観光の産業特性と釧路の観光産業
15.地域産業の新たな連関の形成と課題
事前・事後学習
原則として、授業で用いるスライド資料をClassroomで事前配布するので、目を通しておくこと。
また、街を歩き、新聞の地域欄やインターネット上の地域ニュースを読み、買い物や飲食のために訪れる店舗など働く人々など地域の人々と会話する。アンテナを大きく広げることが、効果的な事前学修になる。
評価の方法・観点
地域体験学習レポート(30%)、総体的な学修成果獲得状況を確認する、出して最終レポート(70%)により評価する。
教科書 | とくに用いない。必要な資料を配付する。 |
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参考書 | 必要に応じて、授業時に紹介する。 |
試験結果のフィードバック | 地域体験学習レポート・最終レポートとも、希望者に授業時間外で返却する。 |
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 | 地域体験学習(フィールドワーク)を行う。 |
双方向型授業の開講 | 機器を用いた双方向型授業は予定していない。 |