- 生:LG2e212
- 食:FG2e212
- 幼:CG2E112
担当教員 | 入学年度 |
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針生 勤 他 | 2025年度 |
授業形態・単位等 | 学科・学年・開講時期等 |
共通教養/講義/2単位 | 全学科/2年/前期/開放 |
担当教員 | 針生 勤 他 |
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入学年度 | 2025年度 |
授業形態・単位等 | 共通教養/講義/2単位 |
学科・学年・開講時期等 | 全学科/2年/前期/開放 |
授業の概要(目的と目標)
釧路地域には釧路湿原国立公園と阿寒摩周国立公園の2つの国立公園があり、特別天然記念物のマリモやタンチョウ、天然記念物の春採湖ヒブナ生息地など豊かなそして貴重な自然が数多く存在している。釧路湿原と阿寒湖はラムサール条約の登録湿地でもあり、国際的に高く評価されている。こうした地域の自然環境とそこに棲む野生生物への理解を深めることを通して、人と自然の関わりを学ぶ。
学生の到達目標
1.自分が住んでいる地域の自然の魅力を再認識し、その魅力について具体的に説明できる。
2.身近な自然で観察できる現象について、それが起こる仕組みについて説明できる。
3.私たちの生活が自然と密接に関わっていることを理解し、それを具体的に説明できる。
学位授与の方針(DP)との関連 生:1 2 食:1 3 幼:1 3
授業計画
1. オリエンテーション:科目の説明、釧路の生い立ち・その1:地球の誕生とプレートの動き(講義)
2. 釧路の生い立ち・その2:釧路の地形(講義)
3. 釧路の生い立ち・その3:釧路の地質(講義)
4. 釧路湿原の生物多様性(講義)
5. 釧路湿原の生物多様性の消失(講義)
6. 特別天然記念物阿寒湖のマリモの生態と保護(講義)(若菜勇先生による講義)
7. 特別天然記念物タンチョウの保護と種の保全(講義)
8. 天然記念物春採湖の保全とヒブナの起源(講義)
9. 絶滅危惧種サケ科魚類イトウの生態と保護・その1(講義)
10.絶滅危惧種サケ科魚類イトウの生態と保護・その2(講義)
11.釧路川流域の自然再生(講義)
12.釧路市天然記念物キタサンショウウオの生態と保護(照井滋晴先生による講義)
13.国際的な合意に基づく釧路の自然環境の保護(講義)
14.釧路の海の魚と漁業(講義)
15.釧路に関わる気候変動と地球の温暖化(講義)
16.定期試験
事前・事後学習
釧路の自然に限らず日々報道される新聞、TV、Webの記事内容に関心を持ち、分からないことがあればそれについて、調べる習慣を付けること。できれば実際の現場を事前に観察することも講義の理解を深める。また、自然に関わる小レポートを提出してもらう。
評価の方法・観点
釧路地域に関わる自然環境や自然科学について、新聞、TVやインターネット上等の報道記事に基づいたレポート3回の提出(1回の提出で最高10点)で最高30点と、授業終了後に実施する定期試験で最高70点を合わせ、合計100点で評価する。
教科書 | テキストは指定せず、配布する資料によって授業を進める。 |
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参考書 | 釧路叢書第18巻「釧路湿原」(1977年)、釧路叢書第36巻「根釧台地と釧路湿原の地質」(2010年)、釧路叢書第37巻「阿寒の大自然誌」(2017年)、釧路市立博物館解説シリーズ「釧路のイトウと淡水魚」(2020年)・「春採湖」(2021年)・「釧路湿原のキタサンショウウオ」(2022年) |
試験結果のフィードバック | - |
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 | - |
双方向型授業の開講 | - |