社会福祉概論

  • 食:FS1f103
担当教員 入学年度
西塔 正一(サイトウ マサイチ) 2024年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
専門教育/講義/2単位 食物栄養専攻/1年/後期/開放
担当教員 西塔 正一(サイトウ マサイチ)
入学年度 2024年度
授業形態・単位等 専門教育/講義/2単位
学科・学年・開講時期等 食物栄養専攻/1年/後期/開放

授業の概要(目的と目標)

社会福祉は、その国・社会の文化・生活のバロメーターである。現代の社会福祉は、以前と比べると大いに変容している。歴史的な展開をおさえながら、今日の社会福祉の価値(理念、考え方)、実際の制度(法律)体系、支援・援助体系の概要を理解する。
 食物栄養専攻の受講者がほとんどなので、「社会福祉分野の栄養士の立場と役割」を意識しながら進めていく。

学生の到達目標

・基本的には社会福祉領域の専門的用語、概念に慣れ、説明ができる。
・社会福祉の意義(理念)と役割を述べることができる。
・社会福祉の歴史的展開を説明できる。
・社会福祉の仕組(法律・制度)や各分野の福祉サービス体系を説明できる。
・社会福祉の援助方法(ソーシャルワーク)の種類や内容を理解し述べることができる。
・栄養士として基本的な福祉観、対象者観、方法を自己の課題として確立できる。

学位授与の方針(DP)との関連  食:1.2 

授業計画

1.私達の生活と社会福祉(オリエンテーション、生活を支える「食」と社会福祉 」)
2-3.社会福祉の基本的性格(意味、理念、構造)
4-6.社会福祉の歩み(欧米と日本)
 基本的人権、生存(生活)権など
7-9.社会福祉の仕組と分野<1>(社会保障制度)
 社会保険、社会手当、公的扶助制度など、福祉専門行政機関、社会福祉施設
10-13.社会福祉の仕組と分野<2>(狭義の社会福祉)
 低所得者福祉、障害者福祉、高齢者福祉・介護保険制度、児童家庭福祉など
14.社会福祉の担い手とソーシャルワーク(福祉専門職、実践技術、倫理)
15.社会福祉分野で働く栄養士 (福祉施設の栄養士を招き、講義と討論)(AL)
16.試験
17.試験返却と講評・まとめ授業

事前・事後学習

次回の授業のテキストや資料の箇所を指示するので事前に学修しておくこと。毎回授業の最後に出席カードを提出するとき、今日の授業の重要課題を提示する(定期試験の出題問題ともなる)。自宅で事後学修としてまとめておくこと。

評価の方法・観点

単位認定試験規程に則り、試験(筆記100%)で評価する。再試験は1回のみ。

 

教科書 「五訂栄養士・管理栄養士を目指す人の社会福祉」岩松・三谷編(みらい)
参考書 講義資料を配布(ファイルすること)
試験結果のフィードバック 試験返却と講評
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 社会福祉施設で働いている栄養士を招き、お話と学生との討議
双方向型授業の開講