社会的養護Ⅰ

  • 幼:CS1B225
  • 実務家教員担当科目
担当教員 入学年度
小林 久美 (コバヤシ ヒサミ) 2024年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
専門教育/講義/2単位 幼児教育学科/1年/前期/開放
担当教員 小林 久美 (コバヤシ ヒサミ)
入学年度 2024年度
授業形態・単位等 専門教育/講義/2単位
学科・学年・開講時期等 幼児教育学科/1年/前期/開放

授業の概要(目的と目標)

 現代社会において子ども・子育てを取り巻く家庭・地域・社会的環境は、複雑かつ多様化し子どもの貧困や児童虐待等の様々な問題を生み出しています。
 授業では、保育者として児童福祉法の理念や児童の権利擁護などを理解し個別支援の取り組み等を学び、社会的養護の基本的知識を体系的に理解し、保育者一人ひとりが現代社会における養護問題や子育て支援の視点をもちながら家庭、地域、社会のニーズに対応できるよう専門性を身に着ける。

学生の到達目標

1.社会的養護、家庭的養護の役割とそれを必要とする子どもたちについて理解し説明できる。
2.社会的養護の意義と歴史的変遷を理解する。
3.社会的養護と児童家庭福祉との関連性と権利擁護を理解する。
4.社会的養護の実施体系を理解し、社会的養護の実際を知る。
5.社会的養護の現状と理解する。

学位授与の方針(DP)との関連   幼:1 3

授業計画

1.授業開始にあたってのオリエンテーション
2.社会的養護の基本理念と原理(講義・演習)
3.社会的養護の現状(子ども・家庭・地域)(講義・演習)
4.社会的養護の歴史(講義・演習)
5.子どもの権利擁護(講義・演習)
6.社会的養護の体系と実践(講義・演習)
7.社会的養護の領域と概要1(養護系施設)(講義・演習)
8.社会的養護の領域と概要2(障がい系施設)(講義・演習)
9.社会的養護の領域と概要3(家庭的養護)(講義・演習)
10.社会的養護に関わる専門職、専門機関と倫理(講義・演習)
11.社会的養護とソーシャルワーク(講義・演習)
12.ケースワーク・グループワークの概要(講義・演習)
13.しせつの運営管理(講義・演習)
14.子どもが求める職員とは(講義・演習)
15.テスト(筆記試験)
16.テスト講評、社会的養護の今後の課題と展望(講義・演習)

事前・事後学習

 事前学習としてはテキストの「インプット・アウトプットノート」「3分間Thinking」などを参考にイメージし授業に臨むこと。事後学習では「要約」個所や各章ごとの「学びを振り返るアウトプットノート」及び「TRY」の課題に取り組むことでより学びを深めることができるようになっている。さらに、「虐待や貧困」など子どもに関わる日常的な出来事を感じ取るため、新聞記事など授業の際に配布する資料に興味を持ち児童を取り巻く社会的な情勢についても理解していく。

評価の方法・観点

筆記試験(70%)、授業内容に対するレポート提出など(30%)の総合評価とする。

 

教科書 みらい×子どもの福祉ブックス「社会的養護Ⅰ」
参考書 学ぶ・わかる・みえるシリーズ保育と現代社会「演習・保育と社会的養護実践」
試験結果のフィードバック 授業内で答案やレポート等の講評、解説を行う。
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 課題に対してグループワークを行い、小グループで課題についてまとめて発表してもらう。
双方向型授業の開講