暮らしの化学

  • 生:LG1e208
  • 食:FG1e208
  • 幼:CG1E108
担当教員 入学年度
渡辺 剛志(ワタナベ ツヨシ) 2024年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
共通教養/講義/2単位 全学科/1年/後期/開放
担当教員 渡辺 剛志(ワタナベ ツヨシ)
入学年度 2024年度
授業形態・単位等 共通教養/講義/2単位
学科・学年・開講時期等 全学科/1年/後期/開放

授業の概要(目的と目標)

 私たちは、専門的な知識がなくても生活を営むことは可能である。しかし知識があれば正しく判断し、誰かに伝えることができる。例えば洗濯では、私たちは綿や羊毛の衣類は水洗後、乾燥すると縮むし、ナイロンは乾燥機にかけると変性することを経験的に知っている。そして少しの化学の知識があれば、これはそれぞれの繊維の構造や物性によるものであることがわかるであろう。暮らしの化学では、身の回りのことをテーマにして講義を行う。本講義では、難解と感じられる濃度計算や化学反応式を省き、物理や化学の原理や現象をわかりやすい言葉を使用することに注力する。

学生の到達目標

1.生活に関わる物理化学的な原理・現象を説明することができる。
2.生活に関わる物質や製品について原理・仕組みを理解し、安全に使用することができる。
3.食における味や栄養素、発酵食品について概要を説明することができる。

学位授与の方針(DP)との関連 生:1 食:1 3 幼:3

授業計画

1.ガイダンス、貴金属の化学(講義)
2.香料、化粧品の化学(講義)
3.繊維、衣類の化学(講義)
4.石けん、洗剤の化学(講義)
5.味の化学(講義)
6.栄養の化学① 炭水化物、たんぱく質(講義)
7.栄養の化学② 脂質、ミネラル、ビタミン(講義)
8.発酵の化学(講義)
9.水の化学(講義)
10.金属と文明の化学(講義)
11.薬と毒の化学(講義)
12.色と光の化学(講義)
13.家電と日用品の化学(講義)
14.電気と電池の化学(講義)
15.石油とプラスチックの化学(講義)
16.定期試験

事前・事後学習

授業の冒頭を使い、授業内容と関連のあるニュースやトピックスを紹介することがあるので、日々の科学・経済関連のニュースに関心をもつこと。
事前学修としては、授業ごとにテーマが決まっているので教科書をよく読みこむこと。
事後学修としては、早い段階で、定期試験の過去問題を配布するので、問題を解き、ポイントを確認すること。

評価の方法・観点

筆記試験100%で評価する。

 

教科書 纐纈守著 『楽しく学ぶ くらしの化学-生活に生かせる化学の知識』 化学同人 (2021)
参考書 Douglas P. Hellerら、渡辺正訳 『教養の化学:暮らしのサイエンス』東京化学同人
試験結果のフィードバック 授業時間外に添削した答案の返却を行う。
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講
双方向型授業の開講