- 幼:CS1A216
担当教員 | 入学年度 |
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井上 薫(イノウエ カオリ) | 2024年度 |
授業形態・単位等 | 学科・学年・開講時期等 |
専門教育/講義/2単位 | 幼児教育学科/1年/前期/開放 |
担当教員 | 井上 薫(イノウエ カオリ) |
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入学年度 | 2024年度 |
授業形態・単位等 | 専門教育/講義/2単位 |
学科・学年・開講時期等 | 幼児教育学科/1年/前期/開放 |
授業の概要(目的と目標)
この講義は、保育の制度・思想、安全管理などにかかわる次の学びを目的としている。
1.幼稚園、保育所および認定こども園に関する基本的な法制度を理解する。
2.代表的な幼児教育の理念、思想、経営法および安全管理の心得を理解する。
3.保育・幼児教育全般に影響を及ぼす子どもたちの周辺世界の諸事象に関心を持つ。
※幼稚園教諭・保育士資格取得のための必修科目。教職課程「教育の基礎理論に関する科目」の「社会的・制度的・経営的事項(学校と地域との連携及び学校安全への対応を含む。)」を含む教科目でもある。
学生の到達目標
1.法令の仕組みを理解し、調べることができる。
2.幼稚園・保育所・認定こども園および現代学校教育の制度、これらを取り巻く社会的状況や問題点、保育の考え方を説明できる。
3.教具の意味と働きを説明できる。
4.子どもを取り巻く諸事象に関する資料を収集し、問題を把握できる。
5.諸課題に対し自らの見解を加えることができる。
学位授与の方針(DP)との関連 幼:1 3
授業計画
1.幼稚園、保育所および認定こども園をめぐる情勢と法制度1(講義・演習)
オリエンテーション、法制度の概念、法令とは
2.幼稚園、保育所および認定こども園をめぐる情勢と法制度2(講義)
改正・追加の表現、現在の学校制度、コミュニティ・スクールと地域連携
3.幼稚園、保育所、認定こども園と法令1(講義)~ 幼稚園とその略史
4.幼稚園、保育所、認定こども園と法令2(講義)~ 保育所とその略史
5.幼稚園、保育所、認定こども園と法令3(講義)~ 認定こども園
6.保育をめぐる環境の変化(講義)~ 女性労働と保育政策
7.保育をめぐる環境と安全(講義)~ 災害・事故と事前防止の試み(AL)
8.子どもを取り巻く世界から(演習)
各自選んだ保育・子ども関係記事をグループ内で発表し、共有する。(AL)
9.幼児教育思想と教具1(講義・演習)~ フレーベルの教育思想と教具(AL)
10.幼児教育思想と教具2(講義・演習)~ モンテッソーリの教育思想と教具(AL)
11.保育のあり方1(講義)~ 自由保育のいくつかの捉え方
12.保育のあり方2(講義)~ 集団保育の力と死角
13.保育のあり方3(講義)~ 発達と「関係性」の捉え方
14.保育のあり方4(講義)~ PDCAサイクルと保育の見直し
15.宗教と保育(講義)~ 仏教保育・キリスト教保育のめざすもの
事前・事後学習
1.授業計画のうち「8」以外では、予習用の調査項目等を用意したい。
2.授業計画「8」の報告のためには、日常的な情報収集が必要。その方法・手順については、授業初回に伝える。また、配付資料は整理してまとめておくこと。
評価の方法・観点
1.基本事項の理解、それらに対する各自の見解が示されているかを中間・最終レポート、資料(新聞記事など)へのコメントによって評価する。
2.法制度関係が一段落した中間段階で、中間レポートを行う予定。
3.資料へのコメントとは、保育・子ども関連の資料を探し、その概要をまとめ、自分の考えをコメントして提出するもの。
4.評価は、中間・最終レポートで70%、資料へのコメントで30%とする。
教科書 | なし。必要な資料を配付。(要整理) |
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参考書 | 文部法令要覧、「第3次学校安全の推進に関する計画について」、『切り抜き速報 保育と幼児教育版』、『新・幼児と保育』(井上研究室所蔵)等 |
試験結果のフィードバック | 授業時間外に個別に採点済みレポートを返却し、必要な説明・補足を行う。 |
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 | 各自で気になった保育関係記事を集め、コメントする。8回目にコメントしたものをグループ構成員間でレポートし合い、問題関心を拡げるよう試みたい。他の回でも、小グループで授業関連事項の経験・知識を共有する時間を設けることがある。 |
双方向型授業の開講 | - |