幼児理解と教育相談

  • 幼:CS2A221
  • 実務家教員担当科目
担当教員 入学年度
秦 直人(ハタ ナオト) 2024年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
専門教育/講義/2単位 幼児教育学科/2年/前期/非開放
担当教員 秦 直人(ハタ ナオト)
入学年度 2024年度
授業形態・単位等 専門教育/講義/2単位
学科・学年・開講時期等 幼児教育学科/2年/前期/非開放

授業の概要(目的と目標)

教育・保育現場に観られる乳幼児の臨床的な問題や対応について、事例を通して学び、カウンセリングの基礎的な関わり方について理解する。
1.カウンセリングに関わる理論や技術の基本を理解する。
2.具体的な実践事例に学び、幼児との対話や支援の姿勢について理解を深める。
3.子ども理解のためにカウンセリングマインドの有効性について理解する。

学生の到達目標

1.子ども理解を臨床的な視点や関わりを深めるため、事例を通してカウンセリング的視点を活かすよさを学び日常に活かすことができる。
2.幼児をめぐり保護者や他の保育者との連携をどのように進めるか、事例を通して臨床的に学び日常に活かすことができる。

学位授与の方針(DP)との関連   幼:1 3

授業計画

1.オリエンテーション:科目説明、保育のはじまり
2.「わたし」とは何だろう1:「わたし」の形成とその物語(講義・小演習)(AL)
3.「わたし」とは何だろう2:「わたし」を創る経験とは・「わたし」形成に果たす保育者の役割(講義・小演習)(AL) 
4.カウンセリングマインドと保育臨床1:基本的対応としてのカウンセリング1「カウンセリングマインドの登場」(講義・小演習)(AL)
5.カウンセリングマインドと保育臨床2:基本的対応としてのカウンセリング2「カウンセリングのさまざま」(講義・小演習)(AL) 
6.カウンセリングマインドと保育臨床3:臨床の知と保育臨床(講義)
7.レポート課題提示:説明と自己診断 ・カウンセリングマインドと保育臨床4:保育実践の中のカウンセリングマインド(演習)(AL) 
8.子どもを知る1:保育の出発としての子ども理解とその方法(講義)
9.子どもを知る2:保育記録の実際から子どもを読み取る(講義)
10.保育者の役割1: 理解者としての保育者・遊びの援助者としての保育者(講義・小演習) (AL)
11.保育者の役割2:心の拠り所としての保育者と保育者の育ち(講義・小演習) (AL)
12.子どものSOSを読み取る1:不安を抱える生活事例・関係の歪みと回復の過程1~いじめ(講義)
13.子どものSOSを読み取る2:関係の歪みと回復の過程2~登園拒否・言語(講義) (AL)
14.親と子と保育者の絆:変わる親、子、保育者の受け止め方①(講義)
15.変わる親、子、保育者の受け止め方②・まとめ

事前・事後学習

予告された講義範囲の内容を事前に学習し、疑問や感想などをもって授業に主体的に臨む。
授業の終わりに授業評価と新たな学びや新たな疑問を記述する小演習(出席票)を提出し、次時の授業はじめにその内容を紹介、前時の振り返りと本時の導入に活用する。

評価の方法・観点

各講義の終わりに実施する小演習「授業内容の理解と感想(出席票)」(40%)、レポート(60%)などを総合的に判断し評価する。

 

教科書 子ども理解とカウンセリングマインド~保育臨床の視点から~
青木久子・間藤侑・河邉貴子著 萌文書林
参考書 「幼児教育とカウンセリングマインド」 氏原寛・東山紘久編著 ミネルヴァ書房
「子どもの発達と心理臨床」  赤井美智子他共著 樹村房
「発達の臨床からみた心の教育相談」  平山諭・東山紘久編著 ミネルヴァ書房
試験結果のフィードバック 授業時間内に小演習、レポート等の添削・解説、返却などを行う。
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 講義内容交流・課題に応じて適宜、討議を実施
双方向型授業の開講 随時