- 幼:CS1B237
- 実務家教員担当科目
担当教員 | 入学年度 |
---|---|
長谷 由香(ハセ ユカ) | 2024年度 |
授業形態・単位等 | 学科・学年・開講時期等 |
専門教育/演習/1単位 | 幼児教育学科/1年/後期/開放 |
担当教員 | 長谷 由香(ハセ ユカ) |
---|---|
入学年度 | 2024年度 |
授業形態・単位等 | 専門教育/演習/1単位 |
学科・学年・開講時期等 | 幼児教育学科/1年/後期/開放 |
授業の概要(目的と目標)
保育に関わる専門職者には、現代の子ども達・家族またその関係者がおかれている現状に興味・関心を寄せ、広い視野で子どもの健康な発育・発達を理解し、健康の保持増進及び安全確保のための知識・スキルを学び、実践に役立つ力をつけることが求められています。
この授業の講義・演習では、実習での経験と重ねて学習することを想定し、保育の現場で予測される具体的な状況を設定し、疑似体験やグループディスカッション・発表を通し、他者の意見を受け入れる中で、視野を広げ保育現場での対処法を根拠づけて学ぶ授業を展開し、実践に役立つ知識・技術・観察力を身につけることを目指します。
学生の到達目標
1.保育の1日の流れをイメージし、子どもの健康な発育・発達を踏まえた体調・安全管理の観察点・対応について具体的に説明することができる。
2.子どもの健康と安全に配慮した日常生活の援助を行う上で、保育者個人またチームとして必要なリスクマネジメントについて、事例を挙げ具体的に説明することができる。
3.子どもの発育・発達について基本的な知識を身につけ、個別的な支援方法を導くためのアセスメントの必要性を理解し、個別的な対応について具体的に考えることができる。
4.保育の時事問題に関し、講義・演習の中で対話の場を持ち、他者の意見を受け入れる中で個々の考えを深め、専門職としての自身の意見を持つことができる。
5.緊急・災害時の対応について、基礎的な内容を理解し説明できるとともに、今後の研修等による自己研鑽の必要性について説明できる。
6.保護者・多職種との連携や協働する姿勢について理解を深め、保育者の子育て支援における立ち位置を理解し、その専門的な役割を説明できる。
学位授与の方針(DP)との関連 幼:1 3
授業計画
1.オリエンテーション:保健活動の意義と目的(講義)
2.保健的観点を踏まえた保育環境及び援助1:子どもの生活習慣・援助技術(AL)
3.子どもの体調不良等に対する適切な対応1:一般的な症状への対応(AL)
4.感染症の予防と対策
5.障害をもつ子どもへの適切な対応(AL)
6.保育における健康安全管理の実際1:事故の特徴や安全管理(AL)
7.保育における健康安全管理の実際2:食事時の安全管理(AL)
8.保育における健康安全管理の実際3:災害の備えと危機管理(AL)
9.子どもの体調不良等に対する適切な対応2:個別的な配慮を必要とする子どもへの対応(AL)
10.保健的観点を踏まえた保育環境及び援助2:乳児への対応(AL)
11.保健的観点を踏まえた保育環境及び援助3:沐浴(演習)
12-13.子どもの体調不良等に対する適切な対応3:救急蘇生法・応急処置(演習)
14.こころとからだの健康づくりと地域保健活動(AL)
15.子どもの健康・安全管理における保育者の専門性・まとめ
事前・事後学習
子どもの保健・リスクマネジメントに関する新聞・テレビ・ネットなどのニュースに興味・関心を持ち、自身の保育者としての視野を広げ、考えを深めること。
実践とつなげて、自身の経験を振り返り意味づけする中で、知識・技術を身につける姿勢を大切に、実習の前中後に教科書や授業内容を復習する。また、日頃から乳幼児を取り巻く環境に関心をもって、実際に子どもや関係者に積極的に関わる機会を持ち、子どもに対する観察の視点や対応について実感を重ねていきましょう。また、自分自身の傾向を知り自己覚知することが今後も一番の課題となっていくと思います。
評価の方法・観点
各回の授業の最後に提出する「振り返り・感想レポート」また「授業への取り組み」を評価(各25%)
授業の習得度を確認するレポート課題(最高100点)(50%)の合計点を100点に換算して評価する。
教科書 | 子どもの保健ハンドブック(萌文書林) |
---|---|
参考書 | 講義で内容に合わせ紹介します。時事問題の新聞記事・ニュースの視聴。 |
試験結果のフィードバック | レポート課題の添削を行い、講評を記入して返却する。 |
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 | グループワークまたはグループディスカッション・発表を各回の内容に合わせて具体的に事例を提示し実施します。 |
双方向型授業の開講 | - |