保育方法論

  • 幼:CS1C220
  • 実務家教員担当科目
担当教員 入学年度
川嶋 厚子(カワシマ アツコ) 2024年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
専門教育/講義/2単位 幼児教育学科/1年/後期/開放
担当教員 川嶋 厚子(カワシマ アツコ)
入学年度 2024年度
授業形態・単位等 専門教育/講義/2単位
学科・学年・開講時期等 幼児教育学科/1年/後期/開放

授業の概要(目的と目標)

1.保育方法の基礎的理論を学び、実践方法を具体的に考えながら、技術を高めていく方法を探る。
2.子どもたちの育ちに合わせ、広い視野と見通しをもって実践する方法を構築し、演習しながら学ぶ。

学生の到達目標

1.基礎的理解を踏まえ、実践力を養えるような方法を探すことができる。
2.実践力を高めながら、自主的に学べる方法を述べることができる。
3.保育を構想する力を付け、実践することができる(情報機器の活用含む)

学位授与の方針(DP)との関連   幼:1 3

授業計画

1.保育方法とは何か?
  事例(エピソード)から見える保育方法を考える(AL)
2.子ども理解からはじまる保育方法
  現場の保育者から学ぶ(観察実習含む)
3.子ども理解をより深めるための方法
  事例を使いながら、内面理解を深く探る
4.環境を生かした保育方法
  現場の環境を撮影し、情報機器を使いながらより良い環境を考える(AL)
5.季節を視野に入れた環境構成を探る
  地域を意識しながら、季節教材を探し撮影する。それを基に教材として活用できるように考える(AL)
6.遊びを通しての総合的な指導方法
  子どもと遊びの楽しさを共有する方法を探る(幼稚園教育要領の理解)
7.子どもととの充実した遊びや活動を組み立てていく方法
  遊びをより豊かにするような環境構成や援助のあり方を考える(AL)
8.個と集団を生かした保育方法
  子どもの関係性の広がりを支える保育方法を考える
9.子どもにふさわしい園生活と保育形態
  子どもの育ちの基礎を支えている一日一日の生活のあり方を見つめ、子どもとともに豊かな生活をつくり上げる方法を考える(幼稚園教育要領参照)
10.配慮を要する子どもへの保育方法
  保育のあり方の原点を考えるー事例を通して学ぶ
11.記録から方法を探る
  子ども理解や保育者としてのあり方を探る方法としての記録を考える(情報機器含む)
12.保育の計画・実践・評価
  具体的なテーマに対して、実際に計画を立ててみる
13.連携という方法を探る
  家庭・地域との連携を軸にした保育方法や小学校との連携を考える
14.地域の特性を活かした保育方法
  地域の特性についてまとめ、映像化し情報機器を使い教材としてまとめる(AL)
15.「方法」を探求していくために
  現場での方法を探る第一歩を知り、保育者として探求していくために学ぶ。また、歴史から保育方法を考える

事前・事後学習

 授業後、内容を確認し疑問等は授業で明らかにすることが望ましい~振り返りカードを使用する時もある~事前に予習が必要な場合は内容を知らせるので調べてから授業に臨む

評価の方法・観点

筆記試験(50%) レポート(20%) 指導案と作品を含むグループワーク(30%)

 

教科書 適宜プリントを配布する
参考書 『保育方法の実践的理解』(久富陽子・梅田優子著 萌文書林) 『保育方法・指導法』(大豆生田啓友・渡辺英則・森上史朗編 ミネルヴァ書房)
『保育方法論』(神長美津子・津金美智子・五十嵐市郎編著 光生館)『幼児教育の方法』(民秋言・小田豊・栃尾勲・無藤隆 北大路書房)
『記録を書く人・書けない人』(加藤繁美 ひとなる書房)
試験結果のフィードバック 授業時間内に答案やレポート等の添削、返却などを行う・授業時間外に答案やレポート等の添削、返却などを行う
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 5回の授業について:子どもたちの周りにある自然や実際に育てている野菜などを撮影したり、地域の環境の動画を撮り、情報機器を使い編集したりとグループで話し合い発表する
双方向型授業の開講