子ども家庭支援論

  • 幼:CS2B234
  • 実務家教員担当科目
担当教員 入学年度
川嶋 厚子(カワシマ アツコ) 2025年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
専門教育/講義/2単位 幼児教育学科/2年/後期/開放
担当教員 川嶋 厚子(カワシマ アツコ)
入学年度 2025年度
授業形態・単位等 専門教育/講義/2単位
学科・学年・開講時期等 幼児教育学科/2年/後期/開放

授業の概要(目的と目標)

1.日本の子育て家庭の変化、家庭を取り巻く地域社会及び地域環境の変化について学ぶ。
2.現代の子育て家庭が抱える様々な不安やストレス、その背景となる要因や問題点を学習し、その改善について学ぶ。
3.近年増加する乳幼児虐待の背景や原因を知るとともに、適切な子育て支援の内容やニーズに応じた多様な役割や方法について学ぶ。

学生の到達目標

1.乳幼児期の子どもの養育環境として、家庭が果たす役割と意義について説明できる。
2.保育者は、保護者と信頼関係を築き、乳幼児期の健やかな成長を育む「子育てのパートナー」の役割を共に担う意義を説明できる。
3.不安や悩みを抱える保護者への適切な支援を行う為に、子育て援助技術の向上とその意義を理解できる。
4.近年増加する乳幼児虐待の原因が、家庭環境や社会的背景に要因がある事を理解し「虐待の早期発見」及び、子育ての悩みを抱えた家庭への「虐待の予防啓発と援助」を、保育所が推進する意義について理解する
5.子育て家庭の支援は、「社会の公的責任」である事を理解し、保育者が地域の専門機関と密接な連携をとりながら適切な支援を担う役割を担うことを自覚できる。

学位授与の方針(DP)との関連   幼:1 3

授業計画

1.家庭とは何か?(家庭の意義とその機能)
2.家庭生活を取り巻く社会的状況
3.家族と子育て(現代家族をめぐる子育て環境)
4.きょうだい、祖父母、その他の家族と子育て
5.現代家庭の子育てと支援の必要性(子育てにおける不安、負担感とストレス)
6.児童虐待の実態とその対応
7.特別な配慮を必要とする子どもをもつ親への支援、ひとり親家庭への支援
8.子育て支援の方法・子育て支援の施策  
9.子育て支援と保育者の役割(AL)
10.家庭支援の展望と課題・多様化する家庭支援のニーズ
11.家庭支援の原理とその課題
12.保護者の心を聴くために(事例検討)
13.さまざまな家族とのかかわり
14.保育所・幼稚園・地域子育てセンターでの取り組み
15.まとめ

事前・事後学習

授業やテキストの中での疑問があれば、シートに書き込む。授業時間の中で疑問を共有し、小さなまとめとして再度記入する。シートは単元ごとに提出する。

評価の方法・観点

レポート(70%) 小テスト(10%)グループ活動レポート(20%)

 

教科書 家庭支援論 新版 小田豊・日浦直美・中橋美穂 編著(北大路書房)
参考書
試験結果のフィードバック 授業時間内にレポートの講評、解説などを行う
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 事例検討やレポート課題結果の内容共有
双方向型授業の開講 双方向授業は予定していない