特別演習Ⅰ・Ⅱ 杉本ゼミ(経済学)

担当教員 入学年度
杉本 龍紀(スギモト タツノリ) 2025年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
専門教育/演習/2単位~ 全学科/2年/通年/開放
担当教員 杉本 龍紀(スギモト タツノリ)
入学年度 2025年度
授業形態・単位等 専門教育/演習/2単位~
学科・学年・開講時期等 全学科/2年/通年/開放

授業の概要(目的と目標)

「色」の経済学(前期)と地域産業研究(後期)を調査・研究する。

A.「色」の経済学(文献・資料調査)
  「色」を用いた経済に関わる語句を切り口にして、経済の仕組みやあり方、課題と改善・解決方法などを考える。例として、「赤」:赤字、青:ブルー・オーシャン、「白」:ホワイト・ナイトなどがあり、「黒」:ブラック・マンデーなどがあり、「金」や「灰色」などもある。また、“流行色”も経済に関係する。

B.地域産業研究(主に文献・資料調査)
 受講者それぞれが、(原則として)釧路地域の産業のうち興味関心があるものを選択し(産業の区分:「第1次産業」「製造業」「アパレル」「ファストフード業界」「観光産業」など、どんなくくり方でも構わない)、当該産業の歴史・現状・特質などを調査・研究し(必要に応じ企業、経済団体等の調査)、論文またはレポートとしてまとめる。
 これらを通じて、身近な事象や言葉の経済的な意味を考える習慣を身につけるともに、地域の経済と産業に関する学習を深め、地域と経済をより深く理解して、生きる社会人としての力を高めることを目的とする。

学生の到達目標

1.「色」という直接には非経済的な事柄から経済を考えることで、物事を総合的に分析・捉える習慣を身につけるとともに、人間生活における経済の多面性を理解できる。
2.人々の生活を支える産業の地域的な特質と現状、課題の研究を通じて、地域生活の特徴を理解し、地域の将来のあり方を提起できるようになる。

学位授与の方針(DP)との関連   

授業計画

[前期:「色」の経済学]
1.オリエンテーション:「色の経済学」とは、調査・研究の基本方針
2.-3.「色」を用いた経済に関わる用語の収集と分類
4.受講者が取り上げる「色」と関連する用語の追加収集
5.取り上げる「色」に関連する用語の再分類と整理
6.取り上げる全用語の意味と用法の調査とまとめ
7..中間発表
8-10.取り上げる用語が「色」で表現されることの意味の調査・整理
11.-14.「色」が表現する経済事象のまとめ
15.「色」と経済に関する研究の総括

[後期:地域産業研究]
16.受講者が取り上げる対象となり得る産業について(説明)
17.取り上げる産業の決定
18.-21.決定した産業に関する情報収集(文献、統計その他)(必要な場合、企業や企業団体調査)
22.-28.収集した情報の整理と産業の課題、今後のあり方を検討し、論文・レポートにまとめる
29.-30.論文またはレポートの発表

事前・事後学習

 多くの文献や統計資料を探索し、読み込み、まとめることが中心である。それらの多くは事前または事後学修として行なう。ゼミナールの時間は、それらの発表や調査やまとめの相談・支援・指示、追加的作業を行うことを原則とする。
資料の探索や準備、まとめ方などは、担当教員がいつでも相談に応じるので、事前・ゼミナールの時間・事後の学修を含めて、努力してほしい。
 なお、本ゼミの受講者は、2年前期の共通教養科目「経済学」を履修することが望ましい。

評価の方法・観点

「色」の経済学の中間発表(10%)、まとめ(30%)、ゼミナールでの取り組み(発言など)(10%)
地域産業研究の情報収集の幅と適切性(20%)、論文またはレポート(30%)

 

教科書 とくに用いない。文献・資料を紹介することがある。
参考書 必要な資料などの一部は用意するが、自ら探すことも学修の一つである。
試験結果のフィードバック 発表資料・発表、レポート・論文などについて、演習時間内外に口頭で評価を伝える。
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 すべての回をアクティブラーニングとして行う。
双方向型授業の開講 機器を用いた双方向型授業は予定していない。
その他 4人まで