- 幼:CS2B226
- 実務家教員担当科目
担当教員 | 入学年度 |
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髙谷 さふみ(タカヤ サフミ) | 2024年度 |
授業形態・単位等 | 学科・学年・開講時期等 |
専門教育/演習/1単位 | 幼児教育学科/2年/後期/開放 |
担当教員 | 髙谷 さふみ(タカヤ サフミ) |
---|---|
入学年度 | 2024年度 |
授業形態・単位等 | 専門教育/演習/1単位 |
学科・学年・開講時期等 | 幼児教育学科/2年/後期/開放 |
授業の概要(目的と目標)
子どもと家庭を取り巻く社会的環境の厳しさは一層深刻となり、児童虐待など複雑多様化してきている。
今後セフティーネット機能としての社会的養護がますます重要な役割として期待されている。授業では、社会的養護の理念や原則について再確認した上で「社会的養護内容」として多様な事例を通して「実践」力を高めることができるような学びを継続的に行い、社会的養護実践と支援の視点を大切にしながら理解を深める。また、児童の権利擁護や自己実現等について理解し、家庭や地域、社会への関わり方や関係機関との連携などを理解し社会的ニーズに対応し得る専門性を身に着ける。
1.子どもの理解を踏まえた社会的養護の基礎的な内容について具体的に学ぶ。
2.社会的養護における支援計画・記録・自己評価等の実際について学ぶ。
3.社会的養護にかかわるソーシャルワークの方法・技術について理解する。
4.社会的養護における児童虐待の予防と家庭支援について理解し、児童福祉施設における専門職として保育士の役割を理解する。
学生の到達目標
1.施設養護及び家庭養護の役割とそれを必要とする子どもたちについて理解し説明することができる。
2.社会的養護における個別支援・自立支援の計画と記録および自己評価等について学ぶことができる。
3.社会的養護の専門性にかかる知識・技術を学びその実践について理解し説明ができる。
4.社会的養護における施設支援ならびに家庭支援について、子どもとの専門性を踏まえた関わりについて学び実践できる。
学位授与の方針(DP)との関連 幼:1 3
授業計画
1.授業開始に当たってのオリエンテーション
2.社会養護の理解のために(AL)
3.施設入所・里親委託に伴う支援(AL)
4.個別支援計画と自立支援計画(AL)
5.社会的養護にかかわる保育士の役割(AL)
6.虐待された子どもの理解と対応(AL)
6.児童心理治療施設における日常生活支援(AL)
7.命の大切さと人生の大切さ
8.社会への巣立ちと生い立ちの理解
9.社会的養護にかかわる相談支援(AL)
10.社会的養護におけるソーシャルワーク(AL)
11.治療的支援、日常生活支援(AL)
12.施設養護の自立支援、個別支援計画の作成(AL)
13.家庭養護へ向けての支援(AL)
14.永続的解決に向けての支援・相談支援(AL)
15.振りかえり・社会的養護実践における課題と展望~その将来像~(AL)、
16.筆記試験
17. 試験講評
事前・事後学習
事前学習ではテキスト各章の説明文を読んで興味を持って授業に臨むこと。ケーススタディでは、学びのねらいや枠外の専門用語について事前に学習しておくこと。事後学習では、各種福祉制度・法律等に興味を持ちテキストの枠外に記載している専門用語等を理解し積極的に知識を吸収するとともに、授業の際に配布する資料に関心を持ち考察を深めること。
評価の方法・観点
・筆記試験を行い授業内容全般の理解度を評価する。(全体の50%)
・演習の成果、授業に対するレポート・態度など学習状況を総合評価する。(全体の50%)
教科書 | 図解で学ぶ保育 社会的養護Ⅱ 杉山宗尚・原田旬哉 編著 (萌文書林) |
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参考書 | 児童の福祉を支える ~演習~社会的養護Ⅱ 吉田真理 編著 |
試験結果のフィードバック | テスト後の授業時間内で採点済み答案を返却し、必要な説明・補足を行う。 |
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 | 書く・話す・発表する等の活動におけるALはグループワークのディスカッションやディベート(議論の場と時間)授業内レポートの活用する。経験値・技能を高める活動におけるALは課題解決型授業を展開する。 ALの割合は、1講義総授業時間数の50~80%程度。 |
双方向型授業の開講 | コロナウィルスなど対面授業ができない場合には、オンライン授業を行う場合もある。 |