言語論

  • 幼:CS1A204
  • 実務家教員担当科目
担当教員 入学年度
武井 昭也(タケイ アキヤ) 2024年度
授業形態・単位等 学科・学年・開講時期等
専門教育/演習/1単位 幼児教育学科/1年/前期/開放
担当教員 武井 昭也(タケイ アキヤ)
入学年度 2024年度
授業形態・単位等 専門教育/演習/1単位
学科・学年・開講時期等 幼児教育学科/1年/前期/開放

授業の概要(目的と目標)

子どもの言語能力獲得過程と「保育内容(言葉)」領域の理解を深め、保育者に必要な言語表現能力の育成と児童文化財の知識・技法、設定保育指導案作成、社会人としての接遇など保育者としての日本語能力向上のための演習を繰り返すことで言語能力の向上を目的とする。
履修者にはテキスト分担発表と絵本の紹介・読み聞かせ発表を課題とする。

学生の到達目標

1. 子どもの言語能力獲得過程を説明することができる。
2. 保育者の必要な言語表現運用能力を獲得し実践することができる。
3. 児童文化財と「保育内容(言葉)」領域との関係を意識した設定保育の指導案を作成することができる。
4. 日本語表現能力を向上させ、社会人としての立ち居振る舞いを意識できる。

学位授与の方針(DP)との関連   幼:1.3

授業計画

1. 「言語論」オリエンテーション(展開・課題・発表分担・評価など)絵本紹介
2. 絵本の読み聞かせ、絵本の魅力、読み聞かせの技術
3. 言語とは、日本語の音と機能
4. 言語発達の概観
5. 身体、人間関係、環境、表現能力とことば
6. 子どもと保育者のかかわり(0歳児・1~2歳児)
7. 子どもと保育者のかかわり(3~4歳児・5~6歳児)
8. 保育課程と保育内容(言葉)、週案、日案
9. 特別な配慮が必要な子どもとのかかわり
10. 現代社会と保育(子育て支援、多文化共生社会、情報社会)
11. 保育者の役割(保育者のことば、接し方、援助)
12. ことばの環境と文化財
13. 絵本を選ぶ、児童文学へ
14. ごっこ遊びとことば
15. 確認試験
16. 解説、まとめ

事前・事後学習

1. 各自のテキスト分担発表準備(プレゼンテーション)
 パワーポイントまたはA3以上の紙にマジックやクレヨンなどを使うこと
2. 絵本1冊紹介し読み聞かせを披露する準備
 対象年齢を考えて作品を選び、繰り返し練習すること
3. 授業学修内容の確認

評価の方法・観点

1. テキスト分担発表       20% 説明・提示資料・感想
2. 絵本紹介・読み聞かせ 20% 絵本の選択・持ち方・声の大きさ・間合い
3. 意見・感想・質問 15%
4. 学修内容を確認する試験    45%

 

教科書 今井和子『子どもとことばの世界』ミネルヴァ書房 1996年
参考書 「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定子ども園教育・保育要領」
正置友子・大阪保育研究所編『保育のなかの絵本』かもがわ出版 2015年 978-4-7803-0770-2
試験結果のフィードバック 授業時間内に発表と読み聞かせについて講評、確認試験ポイントについて解説する。
アクティブ・ラーニング要素を含む授業の開講 担当部分の発表、絵本の紹介と読み聞かせ、意見交換
双方向型授業の開講 集中講義と遠隔授業を通じて、発表・意見交換・感想等共有しながら進めます。